「終末のワルキューレ」本誌 第21話のネタバレ解説。ゼウス登場に会場は驚くもアダムは動じることなくワルキューレと神器錬成を行う。現れた神器はまさかのメリケンサック…?
本誌 第21話「想定外(2)」のネタバレ
「終末のワルキューレ」の概要
人類の誕生から700万年。万物の創造主である神々によって1000年に1度開かれていた「人類存亡会議」にて、進歩の兆しがない人類を見限った神々は人類に「終末」を与える決議を行った。かくして、天界が誇る最強神たちと、秘術「神器錬成」によって神器と化した戦乙女たちと共に戦う最強の人類「神殺しの13人」(エインヘリャル)による、13番勝負の幕が上がる。
前回 第20話のおさらい
・佐々木小次郎の勝利
・激高するギリシャ神話の神々
・選ばれたヘラクレス
・そしてその相手、切り裂きジャック
前回のネタバレはこちら
「終末のワルキューレ」本誌 第21話のネタバレ
ゼウス登場の経緯
ゼウス登場で会場は盛り上がっている。
ゲルはフラフラしながら何でゼウスが序盤戦で登場するのだとブリュンヒルデに問うけれど、ブリュンヒルデにその声は届かない。
ブリュンヒルデは自分の爪をガジガジ噛み、さすがにこれは予想外だと考える。
ゼウスの後ろに立つヘルメスは「やれやれ」と思い、ゼウスが登場するに至った経緯を思い出す。
第二回戦入場前、闘士入場通路。インドの神シヴァは四本の腕を回しながら闘気を抑えていた。
この勢いだと一瞬で相手を灰にしてしまうと呟いたとき、肩を叩かれる。
ふるふると震える体でシヴァの肩を叩いたのはゼウス。
シヴァが激励にきたのかと聞くと、ゼウスは「ワシの番じゃ」と言った。
ワシの番じゃ
シヴァは一瞬黙った。それから何を言っている、次は自分だとゼウスに反論。
ただゼウスは顔色も口調も変えず、もう一度自分の番だと言う。
シヴァはゼウスの番は最後のはず、譲れと言うなら断る、数千年ぶりにたぎっている、手を離せとすごむ。
しかし、ゼウスは手を離さず再び自分の番だと言うので、シヴァは耳が遠いのかと叫んだ。
そこでゼウスがシヴァの肩を掴む手の力を強めた。
シヴァが膝をつくほどの力を込めて肩を掴み、自分の番だと言う。
シヴァは手を振りほどき、ゼウスとここで闘ってもいいと言うと、二人の間に不穏な空気が流れた。
ヘルメスは面白そうだと思ってニヤリと笑う。
しかしシヴァはため息をつくと一応先輩だから譲る、貸し一つだと言った。
ゼウスは片手をあげてシヴァの横を通り過ぎた。ヘルメスは付き従うもちょっとがっかりしていた。
アダムのワルキューレ登場
宇宙一あつかましい、ヘルメスはアダムの前に立ったゼウスを見ながら思う。
ゼウスはアダムに向かって神器錬成をやらなくていいのか聞く。
さらに前に出てアダムに近付き、神器錬成をしないと「瞬」で終わると脅した。
アダムは顔色を変えず、天を指さしてもう来ていると返す。
すると天から一頭のペガサスが舞い降りてきた。
ブリュンヒルデは彼女こそアダムにふさわしいワルキューレだと言う。
ペガサスに乗っていたのは「神々の残された者レギンレイヴ」。
レギンレイヴはペガサスから飛び降りながらアダムに手を出すよう言う。
大切なのは心を通わせること、そうすれば自分はアダムの一部になるとつづける。
アダムは片手を差し出す。
さながらミケランジェロ作の「アダムの創造」のような構図となったアダムとレギンレイヴ。
二人の手が触れ合った瞬間、神器錬成(ヴェルンド)が発動、会場は光に包まれた。
神器錬成でメリケンサック?
レギンレイヴの体は無数の帯となり、アダムに左腕に巻き付く。
それから体を包みながら右腕へと進むと右手でさらに変化した。
レギンレイヴはアダムの武器メリケンサックとなった。
会場中が驚き、ブリュンヒルデは戸惑い、ヘルメスは笑う。
ただアダムは右の拳を握り占めて「こいつは良いや」と喜んだ。
それを見たゼウスも笑っているけれど目は笑っていない。
ラグナロク第二回戦、ゼウスとアダムの戦いが始まる…。
22話へと続く
22話のネタバレはこちら
準備中
21話の感想・考察
メリケンサックの威力は?
アダムとゼウスは神話に登場する人々です。そんな彼らの戦いにメリケンサックが出てくるとは…!
アダムとゼウスは拳と拳で語る感じになるのでしょう。
ゼウスは普段「おじいちゃん」という感じですが、激昂したり、感情的になる際は猛々しい肉体になります。
対するアダムは今のところ少年のような姿のままです。
この二人が拳でぶつかるとなるとアダムが不利なように思えます。
メリケンサックが相当な威力を持っているのでしょうか。メリケンサック要注意です。
ヘルメスの本心はどこにある?
ゼウスのあとを付き従うヘルメスが終始楽しんでいました。
シヴァとゼウスが一触即発のときですらおもしろそうと思っていましたし、メリケンサックが出たときも楽しそうに笑っていました。
ヘルメスはゼウスの側近のはずですが、この態度からはゼウスに心酔しているとは言い難いです。
本心が見えません。
主であるゼウスが戦うのならヘルメスもフォーカスされるかもしれません。
何を考えているか分からないヘルメスの気持ちがどうなっているのか、よく見ておきたいです。
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