漫画「終末のワルキューレ」36話のネタバレ考察と感想|ラグナロク第3回戦 神側の闘士

終末のワルキューレ

「終末のワルキューレ」本誌 第36話のネタバレ解説。第3回戦を前に大幅にリニューアルされた闘技場。ヘイムダルの紹介を受けて入場してきたのは、神々でさえ畏れる神であった。

この記事では、重要なネタバレが含まれる可能性があります。あなたがアニメ最新話をまだ観てない場合はご注意ください。

本誌 第36話「大海の暴君(1)」のネタバレ

「終末のワルキューレ」の概要

人類の誕生から700万年。万物の創造主である神々によって1000年に1度開かれていた「人類存亡会議」にて、進歩の兆しがない人類を見限った神々は人類に「終末」を与える決議を行った。かくして、天界が誇る最強神たちと、秘術「神器錬成」によって神器と化した戦乙女たちと共に戦う最強の人類「神殺しの13人」(エインヘリャル)による、13番勝負の幕が上がる。

前回 第35話のおさらい

・神側の闘士はポセイドン
・悩むブリュンヒルデ
・自ら名乗りを上げたのは……
・今刻(いま)が全盛期

前回のネタバレはこちら

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「終末のワルキューレ」本誌 第36話のネタバレ

リニューアルされた会場

ラグナロク第2回戦 ゼウス対アダムの興奮が冷めやらぬなか、観客席の神々もこの神対人類の戦いに興奮していた。

最初は人間相手と舐めていたと語る観客の神も、数千年ぶりのワクワクだと次の試合に期待をふくらませる。

そして観客の神が目線を向ける闘技場は、第3回戦を前に大胆なリニューアルが施されていた。

中央に設置された円形の武舞台の周りを取り囲むように水が張られ、空にはウミネコが飛んでいる。

打ち寄せられたその水を舐めた観客の神はそれが海水であることを知ると、次の神側の闘士の正体に思い至る。

隣の神と顔を見合わせ「まさか、あの御方が……!?」と驚嘆するのだった。

ラグナロク第3戦 神代表は

武舞台の上では司会進行のヘイムダルが第3回戦の闘士の呼び込みを開始していた。

人類側の2連敗で迎えたこの第3回戦、神からのさらなる試練を予感させるヘイムダルの口上を冷静に見つめるブリュンヒルデと不安そうなゲル。

アレス、ヘルメス、アフロディテ、そしてオーディンといった神々は落ち着いた様子で闘技場を見下ろす。

ヘイムダルが手を振り上げると闘技場へのゲートが開き始める。

そのゲートの向こう側へと会場に溜められた海水が一気に流れ込んでいき、そこにいた闘士に襲いかかる。

しかしその闘士がダンッと地面を踏みつけると押し寄せる海水は左右に割れ、闘技場への道が出来上がる。

海が道を開けていく様子に度肝を抜かれる観客席にいる人類たち。

ヘイムダルの”大海の暴君(タイラント・オブ・オーシャン)”という呼び込みが響き渡るなか、その神は悠然と歩を進めるのだった。

海のゼウス(ゼウス・エナリオス)

闘技場に向かうその神を前に観客席の神々は緊張の面持ちで背筋を伸ばす。

「神々でさえその逆鱗に触れることを畏れる最恐神」

「天界最強三兄弟の次男 ”海のゼウス(ゼウス・エナリオス)”」

ヘイムダルの口上によって神の正体に気づいた観客の人類は動揺を隠せない。

トライデントを携えて闘技場へ上がったその神はポセイドンであった。

ポセイドンは客席を一瞥すると「雑魚どもが」と不快そうに呟く。

ポセイドンを見てオーディンの両肩にとまっているフギンとムニンは礼の姿勢を取る。その横でロキはオーディン以上に冗談が通じない、と軽口でポセイドンを評する。

会場中が張り詰めた空気に包まれ、神々でさえもポセイドンに萎縮している様子に人類たちは増す増す畏怖の感情を募らせるのだった。

人類史上最強の剣士

ヘイムダルが手を振り上げて人類側の闘士を呼び込む。もう一つの闘技場のゲートが開き、会場の海水が流れ込む。

しばらくするとこのゲートから一隻の小舟が漕ぎ出してきたのだった。

「人類史上最強の剣士は誰か?」

ヘイムダルの問いかけから始まる口上を背に人類側の闘士は船を進める。

源義経、上泉伊勢守信綱、高柳又四郎を押しのけて敢えてこの漢こそが最強だと言い切るヘイムダル。

その理由は秘剣”燕返し”でもなく武蔵への復讐心でもない。

漢は「敗れてなお最強(まえ)へ」「死してなお最強(まえ)へ」今だに最強へと歩み続けていたのだった。

37話へと続く

37話のネタバレはこちら

準備中

36話の感想・考察

神々さえ畏れるポセイドン

第3回戦はゼウスに続いてギリシア神であるポセイドンが神側の闘士として登場しました。

弟であるゼウスが完全に老人のキャラクターデザインだったのに対して、ポセイドンが若々しくクールなイケメンだったのは意外でしたね。

ゼウスが闘技場に上がった時のお祭り騒ぎとは対称的に神々でさえも恐れおののき、会場がシーンとしていたのは印象的でした。

ポセイドンの他の神々ですら見下しているような態度からすると、よく人類との戦いであるラグナロクに闘士として出場してくれたなと思ってしまいます。

佐々木小次郎出陣

ポセイドンが海を割って悠々と入場という衝撃的な登場をしたのに対し、佐々木小次郎は小舟を漕いでやって来ました。

これは巌流島での決闘を思い起こさせる良い演出だったと思います。

最強の剣士論争で名前が上がる剣豪たちではなく、あえて武蔵に負けた佐々木小次郎を人類代表とするところが良いですね。

終末のワルキューレの人類側闘士選出は王道と変化球のバランスが抜群だと感じます。

この佐々木小次郎が、神々でさえ畏れるポセイドンにどういった戦いを見せてくれるのか今後の展開が楽しみです。

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