「終末のワルキューレ」本誌 第19話のネタバレ解説。天下最強の剣士小次郎は、人類側初の勝利をもたらすのか。それとも神チームに負けて無様に消えてしまうのか、注目の第三回戦。
本誌 第19話「燕の見た深淵」のネタバレ
「終末のワルキューレ」の概要
人類の誕生から700万年。万物の創造主である神々によって1000年に1度開かれていた「人類存亡会議」にて、進歩の兆しがない人類を見限った神々は人類に「終末」を与える決議を行った。かくして、天界が誇る最強神たちと、秘術「神器錬成」によって神器と化した戦乙女たちと共に戦う最強の人類「神殺しの13人」(エインヘリャル)による、13番勝負の幕が上がる。
前回 第18話のおさらい
・それこそが神
・折れた神器
・決闘の真実
・二天岩流
前回のネタバレはこちら
「終末のワルキューレ」本誌 第19話のネタバレ
小次郎の使う神器の剣、二つになる
小次郎の使う剣が長刀と短刀に分断された。
小次郎と共闘するフリストを心配する半神の戦乙女(ワルキューレ)末妹のゲルだったが、フリストは無事だったことに感涙する。
神器となった戦乙女の五女フリストに二つの特性、『震える者』、『轟かす者』があったために起こった出来事である。
前者は物憂げな姿であり、後者は荒々しい姿の二面性を持つ。
すると戦乙女のリーダーである長女ブリュンヒルデは高ぶる気持ちを隠さなかったように顔を大いに歪ませながら、奇怪な笑いを見せたのでゲルは引いた。
小次郎の全てを賭けた剣技はポセイドンに向く
戦いが続行し、小次郎を雑魚だとあしらうポセイドン。小次郎はポセイドンの猛攻をしのぐ。
武蔵の弟子であった宮本伊織は一瞬、小次郎に武蔵が重なるのを見た。
小次郎が死んでから尚、武蔵を常に意識していたからである。
藤田流の小太刀、柳生新陰流の水のような足さばき、剣聖・上泉伊勢守の千変万化。
これらの動きを混ぜていく小次郎。
数々の秘技を繰り返し、ようやく全く傷一つつかなかったポセイドンの頬に傷が入る。
小次郎の技は模倣レベルではなく、彼らの魂と共に小次郎は共にいる。
天下無双、佐々木小次郎と武蔵の合わせ技、二天岩流。
ポセイドンは小次郎に本気を向ける
ポセイドンにどんどん傷を負わせる小次郎、人類は神に勝てると判断して皆が盛大に小次郎を応援していく。
意外な事にここでポセイドンは鼻歌を歌いだす。
血液を手にため込んで髪を一気に掻き上げた。驕るなとポセイドンが発言すると、腕の筋肉が突如肥大化した。
小次郎の攻撃を避けていくポセイドンは本気を出していく。
小次郎の二天岩流にたいして純粋な力勝負で挑むポセイドン。
ポセイドンの技、先手無双、四十日四十夜の大洪水(メドゥーサ・アロヘ・デーメデール)の大技が小次郎に襲い掛かる。
千の数だけ分身するポセイドンは小次郎を包み込み、素早い突きで連続攻撃を食らわせた。
それでも気合で弾き返した小次郎。
まだまだ先だと思い知らされた小次郎、勝てないのはいつものことだと思いながら。
小次郎は負けてから本気を出す男
その時、小次郎の前には過去に戦っていた者の姿があった。
戦友を前に数々の観客に応援されたと小次郎は気づく。本当の勝負は負けてからなのだと言う事を。
勝ちたい、その思いがポセイドンに牙をむけ、萬手無双、ポセイドンの無数の突きをかわしていく小次郎。
そして小次郎は、ポセイドンの次の行動を読み取ることに集中します。
相手の動きだけではなく、空気の流れや地面を伝わる振動、その一手、一手を読むのです。
武蔵にエールを送られた小次郎は二天岩流奥義『双燕斬虎万刃繚乱』を放つ。
ポセイドンの右腕が斬り飛ばされた。左腕で飛んでしまった腕をつかみ、武器にするポセイドン。
ついには左腕も小次郎により切断されます。反撃を開始するポセイドンだったが、上半身をX字に斬られた。
雑魚がと呟くポセイドンは崩れ落ち、神として最後を迎えた。
勝つことはいい気分だなと告げて第三回戦の人間と神の勝負が終わる。
人類は神に勝つことができたと喜んだ。
20話へと続く
20話のネタバレはこちら
準備中
19話の感想・考察
19話を振り返ってみます
終末のワルキューレ19話を改めて振り返ってみますと、小次郎の神器の刀が折れてしまった途端に絶体絶命のピンチだと思いました。
しかし武器として二刀の刀として蘇ったのは熱い展開でした。フリストは小次郎に希望を届けたのだなと思います。
この時ヒルデ姉さんが、けたたましく笑ったので不気味だなぁと思いました。
そんなヒルデ姉さんですが、人類側にそれ相応の戦力を貸しているので人徳はあるのだと思います。
後は姉妹思いな一面も時々うかがえます。
小次郎vsポセイドン 衝撃のラスト
読者としては、小次郎がポセイドンに勝ったと言う事で、ようやく神側に勝てたんだなと感じました。
これまでの戦いも神側がぎりぎりで生き残ってきたので、負けるかもしれなかった小次郎がポセイドンを倒すと言った展開になったので驚きを感じました。
二人ともイケメンであり、小次郎の剣術もポセイドンの大技もとても読みごたえがありました。
第20話からの終末のワルキューレは
この物語の後の展開についてですが、人類側が勝利する結果になり、その後の戦いはどちらが勝つのか何とも言えないと言うのが正直な感想になります。
終末のワルキューレでは、人類側も神側も、どちらもボロボロの死闘を繰り続ける話になっています。
最終的には互いに戦力ダウンといった展開もありえると思います。
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