「戦×恋 ヴァルラヴ」本誌 第39話のネタバレ解説。五夜は、クリスマスプレゼントに自分を拓真に差し出す。拓真は興奮しつつも、何とか自分を保とうとする。
本誌 第39話「贈る乙女」のネタバレ
「 戦×恋 ヴァルラヴ」の概要
顔が怖すぎて周囲から怯えられ、自らも人を遠ざけるようになってしまった高校生・亜久津拓真。
ある時、一人の少女を助けたのをきっかけに、9人の少女とルームシェアをしながら世界を救う戦いへと身を投じることになり――!?イチャイチャしないと生き残れない!?
前回 第38話のおさらい
・拓真の決意
・暴徒との対峙
・反撃しない理由
・クリスマスの意味
前回のネタバレはこちら
「戦×恋 ヴァルラヴ」本誌 第39話のネタバレ
泡沫の恋心
五代は父親が大好きだった。父親・オーディンは強く気高く荘厳な主神であり、彼女の愛する唯一の男性である。
それは、泡沫の恋心であった。サンタ姿の五代が、拓真の上に跨っている。
「だ…抱いて下さいって、どういう意味でしょうか?会長」
「もう…拓真さんったら、それを私の口から言わせるつもりですか?」
五代は、戦女神との戦いで三沙が大怪我を負ったのを気に病んでいた。
それを自分の力不足のせいにしており、現状は七樹のレベルにも遠く及んでいない。そもそも彼女は、拓真との距離が一向に縮まっていないことに焦っていた。
事実、いまだ名前ではく「会長」と呼ばれていた。そこで五代は、クリスマスに自分をプレゼントし、一気にレベルアップを図るつもりである。
五夜の攻め
そのために彼女は、グリンカムビからいかがわしい本を借りて予習までしていた。
「拓真さんったら、緊張して…かわいい♪」五代は彼の手を自分の胸に押し当てる。
「サンタさんからのプレゼントですわ…どうぞ私の身体をお召し上がり下さいまし♪」
続いて、彼女は拓真の首筋に唇を当て、じっくりと舌を這わせていった。その献身的な姿に、彼の興奮度が急上昇する。
「下半身もきれいきれいにしてあげますわね♪」五代が向きを変えると、パンティーが丸見えとなる。
彼女は拓真の下半身を舐めながら、ここまでの展開が完璧だと自負する。
これだけ艶めかしい姿を見せれば、奥手の拓真も興奮しているはずである。
拓真の反応
「…会長!やめましょう、こんなこと、もう夜も遅いですし!」五代はムカつきながらも、服を脱ぎ始めた。
「拓真さんの、ここにほしいな…?」仰向けになった五代は、下半身を露にした。
拓真の大きな鼓動音が聞こえ、彼女はクリティカルヒットを確信する。
彼が食い入るように見つめているのが分かり、五代は受け入れ態勢を整える。
「か…会長…風邪ひくので服着た方がいいですよ…?」さすがに彼女はキレてしまい、「私のことが嫌いですの⁉」と訴えた。
「いえ、前に言ったように自分は、みんなが会長のことが好きです」但し、拓真は五夜には別に好きな人がいると思っていた。
それは、さっきから彼女が辛そうな顔をしていたからだ。
五夜の鼓動が激しくなる。子供の頃の彼女は内気で、何をするにもびくびくしていた。
その中では、家族だけが世界のすべてだった。
「だからこそ、お父様がまぶしく見えた」だからこそ、彼女は父親が好きになったと言う。
五夜の本心
「でも今は、拓真さんのことが好きです」
「かっかか会長、冗談はやめて・・・」拓真は五夜の言葉が信じられなかった。
しかし、五夜は冗談ではすまないくらい、彼のことが好きになっていた。
拓真はみんなの命を何度も救っており、その姿が彼女の胸に響いたと言う。
「・・・好きになる理由はそれではいけませんか?」
五代が辛そうに見えたのは、自責の念が表に出たためである。最愛の父親がいながら、拓真に惹かれる自分に気づいたからだ。
五夜は改めて拓真に、抱いてくれるように頼むのであった。
40話へと続く
40話のネタバレはこちら
39話の感想・考察
五夜の生き甲斐
思春期の女子にとって、カッコイイ父親に憧れるのはありがちなことです。五夜の場合は、父親が主神であり、神界の最高実力者です。
それ故、人一倍思い入れが強くなるのも当然ですね。また、引っ込み思案の性格のため、家族が世界の全てでした。
父親に認められることだけが生き甲斐だったわけです。
主神の血
五夜は、自分の戦闘レベルが低いことに劣等感を感じています。人一倍責任感の強い彼女は、姉妹を守れなかったのは自分のせいだと思っていました。
そこには、やはり主神オーディンの血が流れていますね。主神というものは、人類を救うためにどんな犠牲も厭わないからです。
五夜も、姉妹のためなら命を投げ出す覚悟があるのでしょう。
拓真の忍耐
それにしても、美味しそうなご馳走を目の前にしても、拓真は我慢強かったですね。
そもそも今は「戦恋」の只中であり、五夜のアプローチもその一環と思ったのかもしれませんね。
それでも、並みの男であれば誘惑に負けていたでしょう。もっとも、負けても全く問題ないのですが・・・。
コメント