「戦×恋 ヴァルラヴ」本誌 第61話のネタバレ解説。グリンカムビが大悪魔ヨルムンガンドと戦っている。同時にロキ殺害のチャンスを伺っており、彼に決定的チャンスが訪れる…
本誌 第61話「乙女の家族」のネタバレ
「 戦×恋 ヴァルラヴ」の概要
顔が怖すぎて周囲から怯えられ、自らも人を遠ざけるようになってしまった高校生・亜久津拓真。
ある時、一人の少女を助けたのをきっかけに、9人の少女とルームシェアをしながら世界を救う戦いへと身を投じることになり――!?イチャイチャしないと生き残れない!?
前回 第60話のおさらい
・九姉妹の秘密
・チョコ下着
・八雲のお膳立て
・怪しいチョコの味
前回のネタバレはこちら
「戦×恋 ヴァルラヴ」本誌 第61話のネタバレ
グリンカムビの強さ
場面は昔の主神界である。
「お前、初めて見るな、名前なんてーんだ?」三沙が少年に声をかける。
「僕の名前は…グリンカムビ…らしいです」
場面は現在に戻り、グリンカムビが大悪魔ヨルムンガンドと戦っている。
グリンカムビは素早い動きで大悪魔の攻撃をかわし、「鳥」に変化してヨルムンガンドの脳天に降り立った。
そして、すかさず変化解除し脳天に剣を突き立てる。
しかし大悪魔の強さは上級悪魔クラスで、グリンカムビの攻撃は歯が立たなかった。
すると「あなたなかなか強いわねん」とロキが声をかけてきた。
ヨルムンガンドの強さ
彼女はグリンカムビに、オーディンを見限って邪神派に入るように言う。
今ここで宿主であるロキを殺せば、全て終わるとグリンカムビは考えた。
但し、無視されたロキは怒って、ヨルムンガンドをけしかけるのであった。
そのころ亜久津家では、九姉妹がバレンタインデーの後片付けに追われていた。
「ったくグリンカムビのせいでエライ目にあったぜ…」三沙は、今度会ったら彼をぶん殴ると言う。
その時、「オルドリンデ、一つお願いがあるんだけど…」オーディンから声をかけられる。
場面はグリンカムビとヨルムンガンドの戦いに戻る。
グリンカムビは苦戦しており、突破する隙を見出だせないでいた。
ロキの強さ
彼は遂に大悪魔に捕まってしまい、腕を噛み砕かれてしまう。
但し、それはグリンカムビの計算通りで、腕は「鎖」に变化してヨルムンガンドを縛り付けた。
すかさず彼はロキの背後に回り込み、(殺った!)と剣を刺した。
「何か勘違いしているようだけれど…」ロキは剣を指先で受け止めている。
大悪魔の主人である彼女が弱いはずがなかった。
グリンカムビは一瞬で吹き飛ばされ、貯水タンクに激突する。
ロキは彼の”強い”を褒めながら、再び自分の元に来るように言った。
「かの邪神に度々誘われるとは身に余る光栄…ですが」グリンカムビの心には既に決まった主人がいた。
「そ、残念♪」ロキは大悪魔を使って止めを刺しに行く。
その時、頭上から攻撃を受けて、ヨルムンガンドの動きが止まった。
三沙の強さ
見ると、戦乙女と拓真がグリンカムビを助けに来ていた。
「タクマ、グリンカムビを頼む」三沙が指示する。
「バカな、何故来られた…」グリンカムビは戸惑う。
三沙はオーディンから、グリンカムビを救出して戻るように言われていた。
但し、ロキには手を出すことを禁じられている。
「でもなあ…かんけーねぇよンなもん!」三沙はロキを攻撃した。
彼女の打撃はロキの胸に命中するが、その瞬間グリンカムビがダメージを受けた。
(ロキを攻撃したはずなのになんで!?)三沙はワケが分からない。
「ヨルちゃんたら、また勝手に”生贄”を作ったのね」ロキがほくそ笑む。
“生贄”と聞いて、三沙は神界でヨルムンガンドと対峙した者が全て殺されたのを思い出した。
それは、主人であるロキが受けたダメージを対象者に肩代わりさせる”生贄”の呪いのせいであった。
今の戦力差であれば、総力戦で邪神ロキを倒せる可能性がある。
但し、その場合はグリンカムビの命を危険に晒すことになる。
「…ここは引くぞ…」三沙は苦渋の決断をするのであった。
62話へと続く
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61話の感想・考察
ロキの貪欲さ
冒頭でグリンカムビの生い立ちに触れていますが、何やら複雑な事情がありそうですね。現在の陽気な性格の裏には、不幸な少年時代があるのかもしれません。彼はヨルムンガンドと戦いますが、大悪魔の強さの前に苦戦を強いられます。それでも、ロキはグリンカムビの善戦ぶりを褒め、邪神派に引き入れようとしました。将に、彼女の貪欲さが現れていますね。
只者ではない強さ
グリンカムビは死闘を繰り広げながらも、冷静さを失っていません。常に平常心でいられるのが、彼の強みなのでしょうね。グリンカミビは無防備なロキを見て、殺害のチャンスと思いました。ここで邪神を倒せば、全てが終わるというのが彼の考えです。グリンカムビは片腕を犠牲にして、ロキに接近する戦法を取りました。その戦法自体は上手くいきますが、やはりロキの強さは只者ではありませんでした。
“生贄”の恐ろしさ
それにしても、”生贄”の呪いは恐ろしい魔力ですね。これでは、攻撃しても対象者がダメージを受けるだけです。まさにそれが、ヨルムンガンド最大の能力なのでしょう。一方、戦乙女たちも相当戦力がアップしていましたね。今の彼女たちが総力を上げれば、邪神ロキを倒せるかも知れません。しかし、”生贄”がある以上、迂闊には手が出せないわけです。
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