「戦×恋 ヴァルラヴ」本誌 第57話のネタバレ解説。戦恋”添い寝”のトップになった六海は、握手会が終わってから新奈に恋愛相談する。そこで彼女は「行動あるのみ」と教えられ…
本誌 第57話「添い寝する乙女」のネタバレ
「 戦×恋 ヴァルラヴ」の概要
顔が怖すぎて周囲から怯えられ、自らも人を遠ざけるようになってしまった高校生・亜久津拓真。
ある時、一人の少女を助けたのをきっかけに、9人の少女とルームシェアをしながら世界を救う戦いへと身を投じることになり――!?イチャイチャしないと生き残れない!?
前回 第56話のおさらい
・それぞれの回復
・ロキのちょっかい
・ロキ殺害のチャンス
・ロキの意図
前回のネタバレはこちら
「戦×恋 ヴァルラヴ」本誌 第57話のネタバレ
レッツゴー・ガールズ握手会
レッツゴー・ガールズの結成握手会が開催されている。六海と新奈は、訪れるファンと次々に握手を交わしていった。
「どうだった?MUTSUMIちゃんの手!」「めちゃぷにぷにしてたぜ…!」「ニイナちゃんの手も引き締まって細くて…」ファンたちは感想を述べ合う。
握手会が終わり、六海たちは控室に向かった。途中、六海は昨日告げられた邪神ロキの話を想い出す。
戦恋‟添い寝‟
ロキは拓真に興味があり、人間界に来たと言う。
「しばらく人間界に居座るらしいです…」
「興味って…大丈夫でしたか拓真さん?」五夜は心配した。
「え…と、自分というよりかは…」拓真は一千花の方をチラ見する。
「次会ったら殺す!」一千花は槍を構えていきり立った。
ともあれ、感情に任せてロキを殺さなかったのは適切な判断だとオーディンは評価する。主神派の目的は邪神派撃破ではなく「冥界攻略」であった。
うかつにロキを殺害すれば、手下たちが暴走するリスクがある。現在の綱渡り状況下では、余計な要素を持ち込まないのが賢明であった。
そもそもロキは、殺したところで簡単に死ぬような相手ではない。
「フッハー!まあ邪神対策はおいおい考えるとしてっ」グリンカムビが割り込んだ。
「明日より恋人様が毎夜九姉妹の部屋を訪れ、交代で‟添い寝‟をしていただきます!」
記念すべき初回は、厳正な吟味の結果、六海になった。
新奈のアドバイス
場面は現在に戻り、六海が控室で着替えている。
(拓真くんと添い寝だなんて…今からドキドキが止まらないよ~)
そこに新奈から「六海?どうしたっすかボーっとして」と声を掛けられる。
六海は「なんでもない」と言った後、新奈に恋愛相談を持ち掛けた。
新奈は「行動あるのみ」と応え、ひと泳ぎして帰ると告げる。
六海が帰宅すると、七樹と拓真が‟冥界への扉‟を開く特訓をしていた。能力の引き上げには、戦闘訓練が一番であった。
六海は、自分の能力が「翼」であり、空を飛ぶことしかできないもどかしさを感じる。
大した戦闘力もなく、修行の相手も務まらなかった。彼女は、他の姉妹が拓真の力になれるのを羨ましく思った。
夕食の賑やかな食卓で、六海は毎日遅くまで修行する拓真の凄さを実感する。
六海の決意
添い寝まであと1時間となり、六海は鼓動が速まるのを感じた。但し、心の準備が出来ておらず、彼女は焦りを感じていた。
その時新奈の言葉を想い出し、六海は拓真とちゃんとしたキスをしようと決める。それまでの彼とのキスは、変なものばかりだったからだ。
そこにグリンカムビが現れ、六海にエールを送る。グリンカムビは彼女に、五夜がクリスマスの夜に拓真に告白したことを告げた。
「夜とはカップルの絆を強くする時間帯…今宵の御活躍期待しておりますよ」彼は六海に、プレゼントの紙袋を渡して立ち去る。
その後、六海は八雲に声を掛けられ、怪しい薬が入った水を飲まされた。時間になり、拓真が六海の部屋を訪れる。
「あれ、たくまくん?」六海は寝ぼけ眼で起き上がった。
「あ、すみません、もう寝てらっしゃいましたか?」
六海は拓真の顔をじっと見ながら「なんで私の部屋にいるのー?」と尋ねる。
彼が添い寝しに来たと答えると、「…そっか…どうぞ」と言って布団を持ち上げるのだった。
58話へと続く
58話のネタバレはこちら
57話の感想・考察
六海の気がかり
レッツゴー・ガールズの握手会が、盛況の内に終わりました。本来であれば満足感に浸れるはずですが、六海には気がかりなことがあります。
一つは邪神ロキが人間界に来ていることで、もう一つは自分が‟添い寝‟相手のトップに選ばれたことです。
彼女自身は、何故トップに選ばれたのか分かりません。グリンカムビとしては、何か理由があるのでしょうね。
賢明な判断
‟添い寝‟は、戦恋を加速させるには最適なものと言えます。五夜の例が示すように、男女の仲は夜に深まるからです。
その意味で、これまでの戦恋は‟添い寝‟のための準備運動だったのでしょうね。残された時間も少なくなっており、一人と一回添い寝しても9日間を要します。
それ故、このタイミングでグリンカムビが‟添い寝‟を打ち出したのは、賢明な判断と言えますね。
六海の引け目
一方、六海は責任の重さを痛感していました。彼女には飛ぶ能力しかなく、戦闘力も低いままです。
これでは、拓真の修行の相手が務まりません。とは言え、六海は立派に亜久津家の家計を支えており、引け目を感じる必要はないでしょう。
それでも、彼女は戦乙女として直接役立ちたいのでしょうね。
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