「戦×恋 ヴァルラヴ」本誌 第52話のネタバレ解説。七樹はスレイプニルと共に人間界に転送される。到着早々、七樹は騒動に巻き込まれ男に押し倒されてしまうのだが…
本誌 第52話「出会う乙女」のネタバレ
「 戦×恋 ヴァルラヴ」の概要
顔が怖すぎて周囲から怯えられ、自らも人を遠ざけるようになってしまった高校生・亜久津拓真。
ある時、一人の少女を助けたのをきっかけに、9人の少女とルームシェアをしながら世界を救う戦いへと身を投じることになり――!?イチャイチャしないと生き残れない!?
前回 第51話のおさらい
・怯える五夜
・初恋の意味
・半年前の戦士の館
・七樹へのエール
前回のネタバレはこちら
「戦×恋 ヴァルラヴ」本誌 第52話のネタバレ
人間界への転送
七樹は、人間界へ旅立つに際して姉妹たちからエールを送られている。彼女の傍らには犬の姿をしたスレイプニルがいて、張り切っていた。
二人が来たのは境界転送宝樹「虹の橋」で、そこから地球に転送されることになる。七樹らの準備が整い、エーテルの供給が開始された。
「それにしてもスーちゃんは、ホントにその姿でいいのか?」
「ワン!」スレイプニルは、犬の姿の方が移動が楽であった。
そして転送が開始され、二人はワームホールに飛び込む。
人間界への到着
七樹は、世界の狭間ですら流れ行くエーテルの量が少なくなっていると実感した。
それは、世界樹が枯れかけている証拠である。
すると、二人の目の前に世界樹の境界防衛機構「ヘイムダル」が見えてきた。彼らは、ヘイムダルを刺激しないよう進む。
「よし、ヘイムダルを抜ければ人間界はすぐのはずだ」そして、七樹たちは人間界のビルの上に到着した。
そこは、そこは彼女の母親の故郷でもある。
夏樹は人間界のことを色々調べてきており、先ずはオーディンお勧めの「メイドカフェ」に向かおうとした。
それをスレイプニルに窘められ、本来の任務に戻る。
騒然となる街
彼女たちの様子を高2の山田が見ていた。
「あの子、すごくかわいいなぁ…」
夏休みも半分過ぎており、彼は青春を謳歌しようと夏樹にアプローチしようとする。夏樹らは目標の魂付近に転送されており、恋人候補が近くに住んでいるはずだった。
「ねぇねぇそこのかわいいカノジョ〰」山田が近づく。
「名前は確か…『亜久津拓真』」それを聞いた山田は、「すみませんでしたぁー!」と言って店の窓を突き破った。
すると辺りが、救急車を呼ぶ声などで騒然となる。
七樹は何が起こったのか分からず、「亜久津拓真」の名を再び口にした。
「その名を口にするなんて、あの女は命が惜しくないのか!?」「神よ、あの娘に救いの手を!」人々が七樹を憐れむ。
その時「まてアクマー!」という叫びを聞き、七樹は邪神派の侵攻が始まったのかと身構えた。
その瞬間、お尻に何かがぶつかり、彼女は前のめりに倒される。
アクマの登場
そこには、男が七樹のお尻に顔をつけたまま動かないでいた。
「な、ななな何をけしからんマネを!?」
彼女は男を「悪魔」と思ったが、直ぐそれが人相の悪い人間だと分かる。男は、土下座するので許してほしいと頼んだ。
そこに警官たちが現れ、警察署に連行しようとする。七樹は、多人数で一人を虐めていると思い、男の味方をした。
男は、これ幸いとその場から猛スピードで立ち去る。彼女が、情けなく思っていると、男の本名が「亜久津拓真」であると耳にした。
一方、亜久津拓真はかなり離れた公園まで逃げている。彼が一安心していると、「ちょっと」と七樹が現れた。
「ひぃっ!あ、あなたはさっきの…」拓真は取り乱す。
七樹は改めて目の前の男が「亜久津拓真」と分かり、「白馬の王子様」の妄想が崩れた。
それでも、父親自らが指名したことから、心根の誠実な男性と考える。そこで彼女は、昨夜みんなで練習した勧誘方法を実行した。
「実はキミに、頼みたいことがあるのだ!」
「いやです」
拓真は人と関わるのが苦手だった。
53話へと続く
53話のネタバレはこちら
52話の感想・考察
システム化された転送
七樹は、九姉妹の期待を一身に背負っていましたね。スレイプニルも張り切っており、活躍を期待できます。
姉たちも、しっかり者のスレプニルがいれば、安心したことでしょう。
それにしても、主神界で転送そのものがシステム化されているのには驚きでした。
人気観光スポット
人間界に到着した七樹は、不可思議な宝樹が沢山あるのに驚いていましたね。
主神では移動のクルマを使わないので、色とりどりの箱くらいにしか見えなかったようです。
早速、彼女は人間界用の観光ブックを取り出しました。ということは、人間界は主神界にとって人気観光スポットなのでしょうね。
運命的な出会い
七樹は、到着早々、騒ぎに巻き込まれました。一つは山田の件で、彼は勝手に運命を感じて勝手に自爆します。
但し、山田の行動は少なからず七樹に影響を及ぼします。そして、彼女は早くも拓真に遭遇しました。
それこそ将に、運命的な出会いと言えるでしょうね。
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