「戦×恋 ヴァルラヴ」本誌 第47話のネタバレ解説。ススクルドとニイナの戦恋「カフェデート」が始まる。ニイナは世界樹の危機について、スクルドから熱い説明を受ける。
本誌 第47話「デートする女神」のネタバレ
「 戦×恋 ヴァルラヴ」の概要
顔が怖すぎて周囲から怯えられ、自らも人を遠ざけるようになってしまった高校生・亜久津拓真。
ある時、一人の少女を助けたのをきっかけに、9人の少女とルームシェアをしながら世界を救う戦いへと身を投じることになり――!?イチャイチャしないと生き残れない!?
前回 第46話のおさらい
・ウルの現状整理
・新たな恋人探し
・ニイナに白羽の矢が!
・ニイナの事情
前回のネタバレはこちら
「戦×恋 ヴァルラヴ」本誌 第47話のネタバレ
戦恋「カフェデート」
スクルドとニイナの戦恋「カフェデート」が開始された。
「んー美味いっす!」ニーナは激安店のカフェに感動している。
一方、スクルドは「納得がいかぬ!」と不機嫌になっていた。彼女は、もっと風光明媚なカフェを望んでいる。
「余はせめてケーキを所望する!」但し、その店はドリンク以外はそれなりの値段だった。
それでもスクルドが騒ぐので、ニイナは一つだけ許可する。
スクルドは5000円のジャンボパフェを選ぶが、「絶対頼んじゃだめなヤツっす」と言われる。
ニイナの疑問
「それより、聞きたいことがあるんすけど…」ニイナは昨日スクルドと契約し、「戦恋」でレベルアップすることまでは理解した。
但し、それが何故ニイナの父親の‟病‟治癒につながるか分からなかった。
そこでスクルドは、「世界樹(ユグドラシル)」について説明し始める。
この世界は、世界創造の巨大樹ユグドラシルによって構築されていると言う。「枝」には神々の住まう「神界」があり、「幹」の狭間に「人間界」があった。
そして、「根」の部分には最果ての闇である「冥界」が広がっている。
世界樹に流れる「エーテル」は、恵として三世界に何千年もの間大いなる繁栄をもたらしてきた。
その世界樹が、10年くらい前から枯れ始めていた。異変は先ず、「枝」に位置する神界で観測された。
かつての神界には豊かな大地が広がっており、多種多様な動植物が暮らしていた。
そこでは叡智に富んだエーテル文明が発展し、悠久とも思われる繁栄を神々は謳歌してた。
しかし、今は荒れ果てた荒野が広がっており、かつての繁栄は見る影もなくなっている。
異常気象などの天変地異をはじめ、‟病‟発生によるエーテルの消滅など、このままでは世界樹全ての生命はいずれ死に絶えると予想された。
スクルドの主張
「じゃが、戦乙女に…ラグナロクに勝利することができれば、この悲惨な状況に光明を見出すことができるやもしれないのだ!」スクルドは熱く語った。
俄かには信じられない話ばかりだが、ニイナが納得できる点も幾つかある。彼女はスクルドの変身を見ており、丸っきり嘘とは考えにくかった。
ニイナは、神々が協力して問題解決に動くべきだと主張する。
「主神派どもはわかっておらぬのだ!」スクルドは、この苦境は極少数者が生き残ることでしか乗り越えられないと言う。
そのためには、大多数を間引く必要があった。そこにジャンボパフェが到着する。
「わっくわくなのじゃー♪いただきますのじゃー♪」さっきまでとの表情の落差にニイナは戸惑った。
六海との遭遇
彼女は仕事前の腹ごしらえをしようと、メニューを開く。すると、彼女のわきを六海が通りかかる。
「六海!きぐーっすね!」「に、ニイナ、今日はよろしくね」二人はにこやかに挨拶した。
六海はニイナに、隣の女子が誰か尋ねる。ニイナはさすがに「恋人」とは言えず、妹の「スク子」と紹介した。
「わ、私は六海って言います、よろしくねスク子ちゃん」
「うむ!よきにはからうがよいぞ!」
ニイナは、妹の態度のデカさを詫びるのであった。
48話へと続く
48話のネタバレはこちら
47話の感想・考察
我儘な姫
戦恋「カフェデート」のため、スクルドとニイナが激安カフェに来ています。
人気アイドルのニイナにしては、ずいぶん地味な選択ですね。元々彼女は裕福ではなそうなので、庶民的な店の方が安心するのでしょう。
一方、お姫様育ちのスクルドは、我儘言ってますね。これでは、ニイナも先が思いやられます。
地球の世界樹
スクルドによれば、世界樹が枯れ始めたのは10程前と言います。それが急激に広まり、神界の一部は荒れ果てた荒野になりました。
そして、このまま世界樹が枯れるのを放置すれば、全ての生命が死に絶えると予想されます。
それは、将に現在の地球にも当てはまる面がありますね。地球温暖化をはじめ、人口爆発による食糧危機が叫ばれています。
それは、地球の「世界樹」が枯れてきているせいかもしれません。
読者の祈り
邪神派は世界樹及び世界全体を救うため、生命を間引く必要があると主張します。
その先頭にいるのがロキであり、娘のスクルドでした。彼女らにとっては、極少数の「強い者」しか生きる価値がありません。
そんな思想にニイナが染まらないよう、読者は祈るばかりです。
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