「戦×恋 ヴァルラヴ」本誌 第70話のネタバレ解説。冥界行きが迫り、九姉妹らは準備に追われる。二葉がいない今、五夜が現場のまとめ役になる。彼女は守られる側から守る側になり…
本誌 第70話「決戦前の乙女」のネタバレ
「 戦×恋 ヴァルラヴ」の概要
顔が怖すぎて周囲から怯えられ、自らも人を遠ざけるようになってしまった高校生・亜久津拓真。
ある時、一人の少女を助けたのをきっかけに、9人の少女とルームシェアをしながら世界を救う戦いへと身を投じることになり――!?イチャイチャしないと生き残れない!?
前回 第69話のおさらい
・邪神派の総攻撃
・九姉妹との会食
・ウルの相談
・団長への報告
前回のネタバレはこちら
「戦×恋 ヴァルラヴ」本誌 第70話のネタバレ
山田の贖罪
作戦決行当日、九姉妹と拓真、そして山田が圏央北皇病院で準備を進めている。
山田の頭には九瑠璃メカが装着されており、死ぬ寸前まで魂を搾り取れると云う。
そうした様子を病院の人々が不安そうに見ているが、許可は取ってあると五夜が説明する。
山田は不安を感じながらも、拓真の為に力を使いたいと語る。
彼は拓真の顔を見て落ち続けたが、それが拓真の悪評を広める一因になった考えていた。
「その贖罪とは言わないけど、俺の魂、存分に使ってくれ!」
「後はスクルド達を待つだけか…」三沙が時計を見る。
その頃、スクルドとニイナは戦恋「一糸まとわぬ姿で抱き合って濃厚ディープキス5分間」に挑んでいた。
冷やかされる一千花
一方、病院では六海が八雲から質問を受けている。
「六海は帰ってきてもアイドル続けるの?」
「うん、そのつもりだよ」
彼女はファンに勇気を沢山貰っており、暫くは人間界で頑張るつもりだった。
「八雲ちゃんは戦いが終わったらやっぱり神界に帰るの?」
「んー…」
八雲も人間界に残ることを考えていた。
人間界には神界にない面白い音があり、そもそも拓真のことが嫌いじゃなかった。
「九瑠璃も拓真にーちゃんのコト好きだぜー」メカを調整しながら九瑠璃が言う。
戦いから戻れば本格的に拓真争奪戦が開始されるが、八雲は譲る気は無いと応える。
片や病院の入口では、「いよいよだな…」と一千花と七樹が緊張して立っていた。
一千花は二葉のメガネを取り出し、冥界から戻った際には彼女を抱きしめたいと話す。
一千花は拓真から贈られた髪飾りをしており、七樹に冷やかされる。
四乃の正体
五夜は、準備作業が一段落し、自販機で飲み物を買っている。
そこに「緊張してんのか五夜」三沙が声をかけてきた。
「べ、別にそんなことありませんわよ!」五夜の声は震えている。
彼女はそれを武者震いだと言い、家族を守る力は備わっていると弁明した。
「私の鎖で襲い来るすべてを縛って見せますわ」
三沙はそれを聞いて笑い出し、妹が成長する姿が見れて嬉しいと応える。
四乃は、緑豊かな病院の庭で佇んでいた。
そこに拓真が現れ、「本当に四乃さんも来られるんですか?」と尋ねる。
「はい、私だけが寝ているわけにはいきませんから」
彼女は、足手まといにはならないので、安心するように言った。
「…あのっ…しーちゃん…だよね?」
拓真は、四乃が彼の子供時分に共に遊んだ相手なのか確認しに来ていた。
四乃は拓真の唇に指を当て、全てが終わったら真実を話すと答えた。
スクルドとニイナの”戦恋”
一方、スクルドとニイナはディープキスの真っ最中である。
スクルドのあまりの激しい攻めに、ニイナは思わず咳き込む。
スクルドは彼女に謝りながら、改めて自分が初めての相手で良いのか尋ねる。
ニイナは、それまでスポーツばかりしており、恋愛については分からないことだらけだった。
それでも、スクルドのことはある程度分かっていると云う。
「私はスクルドちゃんのコト好きっス!この気持ちは本当っす!」
「…ありがとう、ニイナ」
二人は再びディープキスを始める。
その頃、戦士の館では激しい攻防が続いていた。
主神派は次々に敵部隊を撃破しており、全局面で優勢である。
「よし!このまま砲撃を続けろ!」フレイが号令をかけた。
その時、突如邪神派の攻撃が止み、上空に高濃度のエーテル体が現れるのであった。
71話へと続く
71話のネタバレはこちら
準備中
70話の感想・考察
知らぬが仏
冥界行きが間近に迫り、病院周辺は慌ただしさを増しています。それにしても、山田はよく二つ返事でOKしましたね。自分の魂(エーテル)が使われるのは、命の危険があります。尤も、彼はそれが何を意味するのかよく分かっていないのでしょうね。「知らぬは仏」とは将にこのことです。そもそも九瑠璃メカはちゃんと動作するのでしょうか。
六海の包容力
六海は、冥界から帰った際に、アイドル活動を続けるつもりです。無事に帰れるか分からないのに、もう戻った気でいます。それくらいポジティブでないと、アイドルはやってられないのでしょうね。ファンも、そんな六海の前向きな姿に惹かれていると言えます。そして、敵であるスクルドも受け入れてしまう包容力が、六海の大きな魅力です。
五夜の自信
二葉がいない今、五夜が九姉妹の面倒を見ているようです。さすが生徒会長だけあって、現場を取りまとめるのが得意なのでしょう。彼女は、子供の頃は皆に守られていましたが、成長してからは守る立場になったわけです。それが、戦乙女としての自信にもつながっていると言えます。
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