「人質交換ゲーム」本誌 第2話のネタバレ解説。第一ゲームが”万引きゲーム”となり、タクトたちは不利な立場になる。しかしタクトは既に”勝ち”への道筋が見えたと言う。
本誌 第2話のネタバレ
「人質交換ゲーム」の概要
主人公、「浦島タクト」はある日
クラスメートの「藤宮乙姫」が交通事故に巻き込まれる所を助け、死亡してしまい、地獄に落ちてしまう。しかし、その地獄では生き返りのチャンスをかけた「人質交換ゲーム」が開催されていた――…浦島に隠された「ある才能」が「人質交換ゲーム」で発揮されて…!!
前回 第1話のおさらい
・唯一の戦い方
・“賢者タイム”勉強法
・人質交換ゲーム
・無間地獄行き
前回のネタバレはこちら
「人質交換ゲーム」本誌 第2話のネタバレ
“ハングドマン”現る
浦島タクトと藤宮乙姫が、「人質交換ゲーム」の第一ゲームに臨んでいる。
「浦島くん、本当に信じていいの?」乙姫も、タクトが射精しただけで勝負に勝てるほど賢くなったか疑問だった。
「ああ任せてよ、ただ…一旦ちょっと休憩もらっていい?」タクトは座り込む。
それは”賢者タイム”の副作用みたいなものだった。
しかし乙姫は信じられず、彼を罵倒し始める。二人のやり取りを見て、対戦相手は勝負に勝ったと感じた。
その時、「ウェルッ…カムトゥーファーストステージ!」と案内人が現れる。
彼女の名は”ハングドマン”で、その名の通り足を吊られていた。彼女は吊られながら、第一ゲームの内容を説明し始めた。
万引きゲーム
「その名も”万引ゲーム”!」その瞬間、普通の文房具店が現れた。
ルールは超簡単で、この店でより合計金額の高い「万引」を行ったチームが勝利となる。
但し、相手チームがそれを「店員」側として妨害することになる。交互に「万引き犯」側と「店員」側に分かれて、2セット万引ゲームを行う。
「…盗んだ商品の合計金額を争う…つまりより高価な商品を盗んだ方がいいのね」乙姫が呟いた。
対戦相手は盗みのプロであり、「万引」は願ってもないルールだった。”店員”側は商品を盗まれないよう目を光らせるが、万引き犯への接触は禁止されている。
但し、店員側には”ダウト”という特別なルールが設けられていた。
万引き犯が「商品を盗んで外に出た!」と想った瞬間「ダウト!」と叫べば、直ちにハングドマンによる身体検査が行われる。
そこで商品が一つでも見つかれば、その時点で万引き犯側の敗北が決まるのだった。
”勝ち”への道筋
それ故、万引き犯側も無茶な盗みはできず、店員側と互角になると乙姫は思った。
それに対してタクトは異を唱え、店員側に”空振りリスク”があると話す。即ち、”ダウト”をして万引き犯が何も盗っていなければ、敗北になるのは店員側だった。
「へへへ、何もかも俺たちに都合のいいようにできてるじゃねえか!」対戦相手の都は浮かれる。
するとパートナーのカグヤが彼の顔をつかみ、「いい加減にしろ」と諌めた。
「ウチらが有利なのは間違いない、だけど敵に隙を見せるなっての!」
彼女が死んだのも、都がバイクでこけて事故ったからだった。
一方、万引き経験のない乙姫は、二人にどう立ち向かえばいいのか分からないでいる。
それに対しタクトは、既に”勝ち”への道筋が見えたと言う。
タクトの戦略
こうして、ファーストステージ「万引きゲーム」がスタートした。
10分間の2セットで、万引きし合い盗んだ商品の合計金額を競う。最初の万引き側はタクトたちで、彼は台付きセロハンテープを持ってレジに向かった。
そして、レジ前のショーケースを台で叩き割った。中には、一本1万円は下らない万年筆が並んでいる。
「そんな派手に盗んだら俺が一声あげりゃー」
タクトが店外に出た瞬間、都が”ダウト”と叫べばタクトたちは終わりのはずだった。
そこで都が叫ぼうとした時、「違うこいつの狙いは!」とカグヤは彼の股間を蹴り上げる。
見ると、値札やガラス変に混じって万年筆が散乱していた。タクトは都たちに気づかれぬよう、走っている間に万年筆を落としていた。
それは、彼らに”ダウト”をさせるためである。カグヤは、生死のかかったゲームに関わらず、落ち着き払っているタクトに危機感を抱くのだった。
3話へと続く
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2話の感想・考察
ゲームの盛り上げ役
乙姫にとって、タクトの賢者タイムが如何なるものか知るよしもありません。それゆえ不安に感じるのも無理はありませんね。
それにしても、道化師といいハングドマンといい、あの世には曲芸師的な案内人が多いですね。
それは”人質交換ゲーム”を盛り上げるための、ベストな姿になっているのでしょう。
カグヤは強敵?
第一ゲームは”万引きゲーム”となっています。窃盗犯や強盗なら、腕の見せ所でしょう。
尤も”万引”程度の犯罪は、盗みのプロにとっては”お遊び”になるかもしれませんね。対戦相手の都も、「万引」と聞いて勝利の自信を深めています。
一方、相方のカグヤは冷静な態度でした。生前は彼女がリードして、盗みを働いていたようです。タクトにとっても、強敵になりそうですね。
新たな戦法
盗みの経験がない乙姫は、如何にして万引するか分かりませんでした。
一方、タクトは既に”勝ち”への道筋が見えていました。賢者タイムの間、彼には何通りもの勝ちパターンが思い浮かんだのでしょうね。
最初の戦略はカグヤに阻止されましたが、それを見越した戦法を繰り出すことでしょう。
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