「戦×恋 ヴァルラヴ」本誌 第48話のネタバレ解説。七樹らの教室に八雲がオリエンテーションに来る。八雲の噂は高等部にも広がっており、拓真は彼女の人気に驚くのだが…
本誌 第48話「見学する乙女」のネタバレ
「 戦×恋 ヴァルラヴ」の概要
顔が怖すぎて周囲から怯えられ、自らも人を遠ざけるようになってしまった高校生・亜久津拓真。
ある時、一人の少女を助けたのをきっかけに、9人の少女とルームシェアをしながら世界を救う戦いへと身を投じることになり――!?イチャイチャしないと生き残れない!?
前回 第47話のおさらい
・戦恋「カフェデート」
・ニイナの疑問
・スクルドの主張
・六海との遭遇
前回のネタバレはこちら
「戦×恋 ヴァルラヴ」本誌 第48話のネタバレ
中等部のオリエンテーション
朝、二葉が洗濯物を干してると、四乃も起きだしてきた。
「もう起き上がって大丈夫なの?」
「はい…お陰様で随分良くなりました」
四乃は辺りを見回し、二葉と九瑠璃の姿しか見えないのに気づく。それは、今日から学校が始まったからである。
始業式では生徒会長の五夜がマジックを披露し、大盛り上がりであった。
午後からは、中等部から上がってくる新入生のため、オリエンテーションが開かれる予定だ。
教師が中等部の生徒を教室に招き入れると、そこには八雲の姿もあった。
「ねぇねぇ七樹、あの子あんたの妹じゃなかったっけ?」クラスメートが問いかける。
「う、うん…」七樹は、八雲が中等部にいるのをすっかり忘れていた。
八雲の人気
それから、教師の案内で八雲たちは校舎内を見て回る。
八雲はクラスメートの男子らに話しかけられるが、「…うざいんだけど…きもっ」と相手にしない。それでも男子らは「八雲様」と慕う。
八雲の噂は高等部にも伝わっており、早乙女三姉妹の妹だと知られている。
彼女の性格がツン100%デレ0%であることから、‟北星学園の氷姫‟と呼ばれていた。
その人気ぶりに対し七樹は「さすがはボクの妹だな!」と鼻を高くする。
「一千花さん入ってますよ、七樹さん」拓真が突っ込む。
八雲の悪戯
そんな彼の肩に、話に夢中の女子がぶつかった。
「あ、すみませ…」拓真の顔に目を遣ると、彼女らは恐ろしさのあまり逃げ出した。
「オイ見ろよ、高等部のアクマだぜ…」男子らが噂する。
「こ、怖いね八雲ちゃん…あんなのがいるなんて…」「近づかないようにしないとね…」噂は他の生徒たちにも伝わり、ざわついた雰囲気が広がった。
すると、八雲は拓真に「ねぇねぇお兄ちゃん…」と抱き着く。
「高等部のこと色々教えて?」それを見た生徒たちは悲鳴を上げる。
八雲が「お兄ちゃんと付き合ってる」と告げると、男子らの嫉妬と妬みの声が拓真を襲う。
(わかった…八雲さんの狙いが…)拓真は、それが恋人プレイによるイジメだと気づく。
「あのー八雲さん?そろそろ離れて…」
しかし、彼女はますますエスカレートし、イチャイチャぶりを周囲に見せつけた。放課後になり、七樹と八雲は揃って帰宅の途に就く。
一方、中等部の男子たちは落ち込みながら、八雲と拓真について話し合っていた。
結果、八雲が拓真に騙されていることになり、「アクマ撲滅委員会」が発足する。
会長には、拓真の一番の被害者・山田が任命された。
巨大な樹の出現
その時、彼らは地面が鳴り響くのを感じる。
「なんだ…?」「地鳴り…?」他の生徒らも異変に気付いた。すると、彼らの目の前に巨大な樹の化け物が現れる。
巨大な樹は、他にもあちこちに次々に出現する。
「スクルドちゃん、あれは…」ニイナが尋ねる。
「…ますい…!」スクルドの表情が変わった。
一方、グリンカムビは「ほぼ預言(オラクル)どおり…さすがは主神様」と感心していた。それは、希望と絶望の分水嶺が訪れた瞬間だった。
「証明してもらいましょうか…恋が世界を救うということを!」
49話へと続く
49話のネタバレはこちら
48話の感想・考察
高校生活の片鱗
学校が始まり、生徒たちは再会を喜び合います。始業式では五夜がマジックを披露し、会場を湧かせました。
そうしてみると、拓真らの通う学校は楽しそうですね。
そこは中高一貫校なので、新入生のためのオリエンテーションが早くも開催されます。上級生に触れることで、高校生活の片鱗を覗けますからね。
姉はみな妹想い
教室に八雲が入ってくると、夏樹は一瞬ドキッとします。冬休み中は家に一緒にいたので、学校では場違いに思えたのでしょう。
また、普段着と制服姿では、八雲の印象も変わるのでしょう。そんな妹に対して、七樹はお姉さん風を吹かせます。
そこには、一千花の影響があるようですね。そもそも、九姉妹の姉はみな妹想いですね。
退屈な日常を面白く
それにしても、八雲は凄い人気ですね。家でボーっとしている彼女からは想像がつきません。
身近に接している拓真も驚いています。同級生の男子への接し方を見ると、かなりツンツン女子なようです。それが男子のM心に火をつけてしまったようですね。
そして、八雲のSぶりは拓真イジメにも現れます。彼女としては、退屈な日常を面白くしたいからでしょう。
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