「ヴァルラヴ」本誌 第32話のネタバレ解説。日常を取り戻した亜久津家は、皆で銭湯出掛ける。そこで拓真は謎の男に、女湯の石鹸に変えられてしまう。
本誌 第32話「銭湯乙女」のネタバレ
「ヴァルラヴ」の概要
顔が怖すぎて周囲から怯えられ、自らも人を遠ざけるようになってしまった高校生・亜久津拓真。
ある時、一人の少女を助けたのをきっかけに、9人の少女とルームシェアをしながら世界を救う戦いへと身を投じることになり――!?イチャイチャしないと生き残れない!?
前回 第31話のおさらい
・瀕死の三沙
・冥界に現れた光
・拓真の覚悟
・三沙の蘇生
前回のネタバレはこちら
「ヴァルラヴ」本誌 第32話のネタバレ
亜久津家の日常
戦女神(ノルン)の襲撃から1週間が経った。四乃の結界が破れたため、悪魔の姿が人間界でも目撃された。
そのため世間では大騒ぎになっており、テレビでも連日大きく報道されていた。但し、亜久津家の住民はいたって普通の日々を過ごしている。
期末テストも終わり、冬休みを間近に控えている。二学期最後の日、亜久津家に凄まじい物音が鳴り響く。
「本の発動が2秒遅い!槍の軌道を正確に把握しろ!」それは、一千花が拓真に稽古をつける音であった。
そこに、三沙が五夜の肩を借りながら現れる。彼女は毎日拓真の看病を受けており、歩けるまでに回復していた。
当の拓真は、一千花の猛稽古のせいで死にかけている。
銭湯の楽しみ
ひと汗かいた一千花たちは、みんなで銭湯に行く。男湯に入った拓真は、辺りをキョロキョロする。(まだ昼間だから他にはお客さんはいないな)
いつも周囲に怖がられるだけなので、一人の方が気が楽だった。
その時、彼は背後に人の気配を感じる。(いつの間に背後に、まさか的!?)
常日頃、拓真は一千花から「危機を察知したら、やられる前にやれ」と言われていた。
拓真は背後の人物を殴り飛ばした。「ふふ、なかなかにファイティングな拳でした」男は拓真に握手を求める。
「ですが、ウカツですね、エインヘリヤル(恋人)様」拓真は、目の前が真っ暗になった。
彼は身動きが取れなくなり、皆に危険を知らせようと焦った。
謎の男現れる!
すると急に視界が開け、早乙女姉妹の裸が見えてくる。
(ここは、女湯!?)拓真は身体が石鹸になっているのに気づく。
(これはヴァルラブでもなんでもないんだ!)彼は必死に見ないようにした。
それは、みんなに相応しい男になるためである。姉妹らは、拓真の稽古を話題にする。
一千花は、彼の反射神経や運動能力など何もかもが平均以下だと評した。
(あれでよく今まで生きてこれたものだ)と逆に関心する。
それでも彼女は、自ら強くなろうとする意志だけは認める。片や八雲が石鹸を手に、七樹の胸を触り始めた。
「ここに美容と健康に良い上、おっぱいが大きくなる石鹸があるんだけど」
アワアワ状態
八雲は、石鹸で七樹の胸を洗い始める。拓真は七樹の感触が直に伝わり、興奮状態になった。
(八雲さん、もしかして自分だって気づいている!?)それは、さすがに考えすぎだった。
「どう七樹、その、おにーちゃ、石鹸は?」やはり、バレていた。
すると、「その石鹸何か」槍を手にした一千花が近づいてきた。
それに対して八雲が「一千花も洗ったげるけど?」と答える。
「もちろんいいとも、愛しい妹の頼みだからな」一千花は槍を投げ捨てる。一方、七樹はまだ洗い終わってないと抗議してきた。
そこで八雲は一千花と七樹を密着させ、お互いの胸で胸を洗うようにした。二人の胸に挟まれた拓真は、アワアワ状態になっている。
それから石鹸は次々に他の姉妹に渡り、彼女らの身体を洗うのに使われる。
「やくもねーちゃん、くるりもあらってー」それに対して、八雲は「10年後に洗ったげる」と答えるのだった。
33話へと続く
33話のネタバレはこちら
32話の感想・考察
的を射た稽古
悪魔が目撃されたため、世間では大騒ぎになっています。一方、阿久津家には日常が戻っており、そのギャップが面白いですね。
但し、拓真には一千花の厳しい稽古が待っていました。いつまた、戦女神(ノルン)の襲撃があるか分からないです。
拓真が早乙女姉妹を守るには、素早く本を発動させる必要があります。その意味で、一千花の稽古は的を射ていると言えます。
想像以上の興奮
阿久津家のお風呂は、戦女神との戦いで壊れていました。拓真としては、修理代を請求したいところです。それでも、みんなで銭湯に行くのは楽しそうですね。
この時ほど、彼は自分が男であるのを悔やんだことでしょう。そんな思いが通じたのか、謎の男によって石鹸に変えられてしまいました。それは、想像以上に興奮ものだったことでしょうね。
上手な姉操作
石鹸に変身した拓真に、唯一気づいたのが八雲でした。彼女は「聴覚過敏」の能力で、拓真の心臓音を聞き取ったのかもしれません。
そこで悪戯心が湧き上がり、姉妹たちの胸を洗い始めたわけです。一千花も石鹸に怪しさを感じますが、八雲の巧妙な戦法で誤魔化されてしまいます。
実に八雲は、姉の操作が上手ですね。
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