「ゾンビッチはビッチに含まれますか」本誌 第24話のネタバレ解説。サキナは、告白の応えを伝えるため、シンを屋上に呼び出す。シンはサキナの心を揺さぶって翻意を促すものの、彼女の決意は固く…
本誌 第24話「ゾンビッチ、自己承認す。」のネタバレ
「ゾンビッチはビッチに含まれますか」の概要
二階堂紗季菜は帝東亜高校の1年生で、幼馴染で同じ高校に通学する初野小春に片思いをしている。紗季菜は小春とエ◯チをしたかったが、そんなことは言えずにいた。ある日、紗季菜はトラックにはねられ轢死したが、停止していた心臓が再鼓動し、ゾンビとして生き返った。
前回 第23話のおさらい
・一肌脱ぐ乃神
・女性向けの風俗店?
・アイラッシュカーラーは淫具?
・アイシャドウは服を脱ぐ?
前回のネタバレはこちら
「ゾンビッチはビッチに含まれますか」本誌 第24話のネタバレ
告白に対する答え
ある日の放課後、サキナは八城シンを屋上に呼び出した。それは、彼の告白に対する返事をするためである。
「答え…聞かせてもらえますか?」
「…ごめんなさい!八城君とは付き合えません!」
それは、サキナが片思いの小春を選ぶことを意味した。
シンは、普通の人間がゾンビッチを受け入れられるとは思っておらず、サキナの考えが分からなかった。
それに対してサキナは、ゾンビッチは受け入れられなくても、ゾンビッチの自分は受け入れられる可能性があると応える。
彼女は、‟ゾンビッチ‟であるのを言い訳にして恋愛から逃げるのをやめたいと続けた。
「私が元々エッチなことに興味があったからゾンビッチになった訳だし…」
追いすがるシン
シンは、自分の思惑が外れてしまい動揺している。それでもサキナが自棄になっている可能性を考え、客観視させることにした。
そこで彼は、一年ほど前に乃神会の4人が参考書を買いに行った時のことを話題にする。
その時、サキナは「英・国・数」を「A・扱く・吸う」と勘違いしていた。
シンは、その事を小春に知られても良いのかと迫る。サキナは、シンが転校前から自分を観察していたことに驚く。
そして、自分の正直な気持ちを知られても構わないと応えた。
シンはサキナが動じないのを見て、動物園デートのエピソードを持ち上げた。
「サイの角から男性のシンボルを連想していたことも知られて良いんですね!?」
「ええ、もちろん構わないわ!」
さらに言えば、サキナは小春のサイズがどの動物に相当するのかまで考えていた。
その上、今なら夏祭りで短冊に「エッチがしたい」と書いたことも誤魔化さずに白状できる。
実際には、もっと過激なことを書いていたが、それも正直に話せると云う。
情に訴える作戦
シンは、サキナの堂々とした態度に押され気味になった。
そこで彼は情に訴えて決意を揺さぶるため、自分がゾンビッチになった経緯を語り始める。
それは百数十年前の話で、シンには互いに愛し合う人がいた。
しかし、時代や身分の違いが二人の関係を許さず、彼らは世を儚み心中しようとする。
シンは、せめてあの世で彼女と一つになりたかったが、彼だけがゾンビッチとして蘇ったと云う。
彼の未練は最愛の人と一つになることだが、その相手はこの世にはいない。
シンを諭すサキナ
シンは新たな最愛の人を求め彷徨ったが、いずれの女性も老いた挙げく彼を残して世を去って行った。彼は、ゆっくり金網に向かって歩き出す。
「それが虚しくて…哀しくて…」彼は普通の女性を愛せなくなっていた。
「もう僕が愛せるのは…ゾンビッチであるあなただけなんです!」
サキナは、八城の過去を知って心が重くなる。
(あなたは…こういう情に訴えられることに弱いはずだ)シンは彼女の気持ちを見透かす。
ところが、「それでも八城君とは付き合えないわ」と断られる。
「私は友達に大事なのは自分の考え方次第っていうコトを教わったわ」
サキナはシンに、ゾンビッチを理由に人を愛せないと決めるのは良くないと諭すのであった。
25話へと続く
25話のネタバレはこちら
準備中
24話の感想・考察
シンのショック
サキナはシンを屋上に呼び出し、告白の返事をする覚悟を決めています。
彼に断ることで、小春への告白に弾みを付けたかったのかもしれません。一方、シンとしては人間に戻れるかどうかがかかっており、緊張したでしょうね。
イケメンの彼は半ば自信があったようですが、結果は見事に撃沈となります。彼が如何にショックを受けたか察せられます。
怖いもの無し
それでも、執念深いシンは諦め切れません。一年も前のことを持ち出して、サキナに揺さぶりをかけます。
但し、サキナの方が役者が一枚上でした。彼女は「A・扱く・吸う」だけでなく、「射・臨(月)」まで受け入れる気概を見せています。
そこまでの覚悟があれば、もはや怖いもの無しとなります。
恋愛で大事なこと
サキナはゾンビッチとして開き直っており、自らエロ妄想の真実をシンに打ち明けます。
そうすることで、彼に彼女との恋愛を諦めさせようとしているわけです。さすがに、開き直った態度を見ると、シンは戦法を変えざるを得ません。押して駄目なら引いてみる作戦に出ました。
しかし、それでもサキナの心を掴めませんでした。それは、恋愛はお互いの気持ちが何より大事だと分かっているからでしょうね。
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