「ゾンビッチはビッチに含まれますか」本誌 第25話のネタバレ解説。サキナへの誕生日プレゼントを買うため、”乃神会”の3人がショッピングモールを訪れる。乃神は何を買えば良いのか分からず…
本誌 第25話「乃神ッチは残念男子に含まれますか?」のネタバレ
「ゾンビッチはビッチに含まれますか」の概要
二階堂紗季菜は帝東亜高校の1年生で、幼馴染で同じ高校に通学する初野小春に片思いをしている。紗季菜は小春とエ◯チをしたかったが、そんなことは言えずにいた。ある日、紗季菜はトラックにはねられ轢死したが、停止していた心臓が再鼓動し、ゾンビとして生き返った。
前回 第24話のおさらい
・告白に対する答え
・追いすがるシン
・情に訴える作戦
・シンを諭すサキナ
前回のネタバレはこちら
「ゾンビッチはビッチに含まれますか」本誌 第25話のネタバレ
サキナへのプレゼント
この日、夕陽の提案によって、サキナ以外の3人が彼女への誕生日プレゼントを買いに来ていた。
「いつ来てもショッピングモールは素敵ですわ!」夕陽のテンションが上がっている。
場面は前日に戻り、夕陽が乃神と小春に相談している。昨年、彼女は一人で誕生日プレゼントを選んだため、サキナに馬を贈ってしまったと云う。
「今年から皆さんもご一緒にお誕生日にプレゼントを贈り合えたら素敵だと思いまして…」
場面は現在に戻り、3人は何処から見て回るか相談している。すると小春が、5時からバイトのため、決まらないときは任せると言う。
そこで乃神は、各々サキナが気に入りそうなものを選び、プレゼンして決めることを提案した。
他の二人も同意し、1時間後の3時に集合することになった。
乃神の選択
(とは言ったものの…)乃神は何を選んだらよいのかさっぱり分からない。
それは、これまで女子にプレゼントをした経験が無かったからである。下手なモノを選んで3人に同情されでもしたら、彼の面目は丸つぶれになってしまう。
そこで選択肢となるのが、「ウケ狙い」であった。
乃神は、他の二人がベストなプレゼントを選ぶと考え、完全に「逃げ」を正当化した。とりあえず、彼はブックストアに入って行く。
その時、彼はサキナの「エッチなコトを定期的に考えないと体調が悪くなる病気」という言葉を思い出す。
彼はアダルトコーナーに行き、物色し始める。そして、サキナがエロ本を抱く姿をイメージするが、直ぐに下卑た考えをする自分を責めた。
蹴られる乃神
そこに夕陽が現れ、「乃神さん?もう決めましたの?」と声をかけてきた。乃神は、自分がアダルトコーナーにいたのがバレるの恐れ誤魔化すことにする。
彼は、ヌードデッサンの資料コーナーと言い張ろうとしたが、夕陽は既にアダルトコーナーと認識していた。
結果、彼は夕陽から注意を受け、ションボリしながら集合場所に向かう。すると、背後から小春の呼ぶ声が聞こえ、見ると彼が子供と遊んでいた。
彼は子供を足に載せて‟飛行機ゴッコ‟をしており、傍らには順番待ちをする子供が並んでいる。
「全く…精神年齢が同じレベルだから仲間と思われて…」乃神が分析する。
「仕方が無い…俺も手伝ってやろう…」彼は寝ころびながら子供を招いた。
すると彼らは乃神の尻を蹴りつけ、小春の下に戻って行った。
乃神の空振り
それからプレゼンタイムとなり、先ず小春がBBQセットを推奨する。サキナは基本的にインドア趣味であるが、皆でBBQをした際に楽しい表情を見せていたと云う。
次にプレゼンしたのは夕陽で、彼女は店の洋服をまとめてプレゼントすると話す。最後は乃神の番だが、彼はなかなかプレゼンしようとしない。
(マズイな…直前に夕陽があんな破壊力の天然ボケをかましてくるとは…)
乃神は、自分のネタを凄くつまらないものに感じる。
「きっと乃神さんですから、個性的なものを選んでますわよ」夕陽がハードルを上げてきた。
「ち…注目!俺がチョイスしたのは…」乃神は「難関大学過去問セット」を示した。
それは彼の懇親のボケだったが、普通に‟良いプレゼント‟として受け止められる。
そこで彼は自分のボケを説明したくなったが、「傷口に塩を塗る」という諺を思い出して止めるのであった。
26話へと続く
26話のネタバレはこちら
準備中
25話の感想・考察
自分で自分を追い込む男
乃神は、買い物だけでテンションを上げる夕陽を見て、「幸せだな…」と皮肉ります。
自分たち男子は、女子ほど単純ではないと言いたいのでしょうね。ところが、小春も夕陽と一緒にはしゃいでおり、疎外感を覚えます。
総じて彼は自分で自分を追い込むタイプであり、今回のプレゼント選びでもそれが現れています。
「逃げ」の正当化
早速彼は、各自でプレゼントを選ぶのを提案し、自分で自分を追い詰めてしまいます。
彼は「プレゼント」から「プレゼン」を連想し、その言葉を使ってみたかったのでしょう。ところが、女子へのプレゼント経験がないので、何を選べば良いのか分かりません。
そして、安易に「ネタ」に走ろうとします。そんな「逃げ」作戦でも、彼にかかれば正当化されてしまうわけです。
リーダーの面目
乃神は、サキナの秘密を知っていましたが、詳しい内容までは理解していません。
そこで彼の妄想だけが膨らみ、その度に彼は自分の下卑た考えを打ち消していたようです。乃神は根は善人なので、相手を貶めるような妄想はしたくないのでしょうね。
但し、そんな乃神の生真面目さがますます自分を追い詰めます。彼にとっては‟乃神会‟のリーダーとしての面目が大事ですからね。
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